科目名 □微分方程式
担当教員   上村 英樹     
対象学年   2年   クラス   [190]  
講義室   12109教室   開講学期   後期  
曜日・時限   木4   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

微分方程式は、応用数学の中で根本的に重要なものである。自然科学・社会科学に登場する法則や関係の多くは、数学的には微分方程式の形で現れてくる。ここでは微分方程式の形で表される自然科学・社会科学のいろいろな問題を考え、解いていくのであるが、最も基本的な方法は微分積分学である。われわれは微分方程式の解法を、微分積分学の確固たる基礎の上で学んでいくことにする。すなわち、絶えず微分積分学の基本を思い出しながら学んでいきたいと思う。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 微分積分の復習1
基本の関数の微分と積分、やや複雑な関数の微分と積分
2 微分積分の復習2
いろいろな関数の微分と積分、定積分の計算法
3 微分方程式1
微分方程式とその解(微分の復習を兼ねて)
4 微分方程式2
微分方程式とその解(積分の復習を兼ねて)
5 1階微分方程式1
変数分離形の微分方程式
6 1階微分方程式2
変数分離形に直せる微分方程式
7 1階微分方程式3
1階線形微分方程式
8 線形微分方程式1
2階定係数線形同次微分方程式
9 線形微分方程式2
2階定係数線形非同次微分方程式(未定係数法)
10 線形微分方程式3
2階定係数線形非同次微分方程式(定数変化法)
11 線形微分方程式4
高階線形微分方程式
12 微分演算子1
微分演算子、逆演算子1
13 微分演算子2
逆演算子2
14 微分演算子3
記号的解法
 

学習・教育目標/Class Target 1.微分積分の基本的計算が出来ること。
2.微分方程式の求積法による解法が出来ること。
3.定係数線形微分方程式の同次解、非同次解が計算できること。
4.微分演算子による記号的解法が出来ること。  
評価基準/GradingCriteria 評点(100点満点)の60点以上を合格とし、60?69点を可、70?79点を良、80?90点を優、90点以上を秀とする。  
評価方法/GradingMethod 1?4の学習・教育目標のそれぞれについて小テスト(計4回)を行う。①4回の小テスト(40%)②定期試験(60%)で評価する。  
受講上の注意/Class Rules 板書されたことは全てノートに記述して、復習すること。計算例は自分で実際に計算して確かめること。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 微分方程式演習  
教科書/Text
著者名 石村園子 著  
著書名 『やさしく学べる微分方程式』  
出版社名 共立出版 2003年  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名 E.クライツィグ 著  
著書名 『常微分方程式』  
出版社名 培風館 2001年  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名 水本久夫 著  
著書名 『微分方程式の基礎』  
>出版社名 培風館 2000年  
ISBNコード